概要
クライオ電子顕微鏡法(Cryo-EM)は、急速凍結した生体試料を電子顕微鏡により高解像度で観察する技術で、現代の構造生命科学研究における主要な手法の一つです。特に、「単粒子解析」は、膜タンパク質や超分子複合体など多様な対象の構造解析に用いられ、その機能解明に寄与するとともに、バイオテクノロジーや創薬分野への応用にも貢献しています。また、「クライオ電子線トモグラフィー」により、細胞内環境の三次元構造を、クライオ電子顕微鏡で直接可視化するアプローチが急速に発展してきています。この手法は、細胞や組織中でのin situ構造解析を実現し、分子構造とその空間的配置の観点から細胞応答や疾患機序の理解を可能にするものとして注目されています。
クライオ電子顕微鏡共用促進チームは、単粒子解析のプラットフォームを高い稼働率で安定的に提供するとともに、クライオ電子線トモグラフィーにおける試料調製からデータ測定・解析までを一貫して支える基盤整備を進めています。基盤を幅広く所内外に開放することで、最先端の構造生命科学研究、合成生物学・医科学研究に向けた構造解析、新規解析手法の開発等を促進・支援しています。
クライオ電子顕微鏡共用促進チームは、単粒子解析のプラットフォームを高い稼働率で安定的に提供するとともに、クライオ電子線トモグラフィーにおける試料調製からデータ測定・解析までを一貫して支える基盤整備を進めています。基盤を幅広く所内外に開放することで、最先端の構造生命科学研究、合成生物学・医科学研究に向けた構造解析、新規解析手法の開発等を促進・支援しています。
関根 俊一 Ph.D.
活動内容
- ● クライオ電子顕微鏡測定環境およびデータ解析環境の管理と運用
- ● 単粒子解析およびクライオ電子線トモグラフィーの基盤整備と技術開発
- ● 産学官の研究者への共用利用支援
- - 利用メニュー -
- ・300kVクライオ電子顕微鏡Krios G4での測定
- ・200kVクライオ電子顕微鏡Tecnai Arcticaでの測定
- ・Cryo-FIB Aquilos2による生物試料薄片作製
- ・グリッド作製(利用者が精製試料を持ち込み)
- - 実験・解析に関するアドバイス -
- 必要に応じてサンプル調整やデータ測定に関する技術支援も行なっています。
- - 研究チームへの紹介 -
- ご相談内容に応じて、所内研究チームの専門家を紹介します。
単粒子解析で得られた生体分子複合体三次元構造
細胞内で形成される膜構造の三次元的な可視化
設備
Cryo-TEMs
Cryo-FIB
Aquilos2
Krios G4 300kV
Tecnai Arctica 200kV
外部利用
当チームが提供する共用利用サービス内容、利用方法、機器の詳細については以下の専用サイトをご覧ください。