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マルチオミクス基盤部

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NMR共用促進チーム

概要

 核磁気共鳴法(NMR)は、溶液・固体の状態を問わず、原子レベルの構造情報から分子の運動性・相互作用まで非破壊で解析できる強力な分光法です。
 NMRは、生体高分子の立体構造解析にとどまらず、有機化学、材料科学、創薬、エネルギー分野など、多岐にわたる研究に活用されており、近年の測定技術や解析手法の進展とともに、その応用領域はさらに拡大しています。
 理化学研究所横浜地区では、900MHz NMRをはじめとした複数の高磁場・高性能装置群を整備し、産業界・学術界を問わず理研内外の研究者に広く開放されたNMR研究基盤として運用されています。
 先端的な装置群と専門的な技術支援を一元的に提供することで、分野横断的な研究開発を促進し、新たなイノベーション創出と我が国のNMR研究基盤の発展に貢献しています。
西田 紀貴先生
チームディレクター
西田 紀貴(Ph.D.)

活動内容

 NMR共用促進チームでは、単なるNMR装置のマシンタイムの提供にとどまらず、蓄積された豊富な経験と知識に基づき、利用者の研究を総合的にサポートしています。NMR初学者や専門外の研究者に対しては、試料調製から測定、データ解析までを支援するとともに、研究目的に応じた実験戦略や次の研究展開についても助言を行います。また、熟練したNMR研究者に対しても、最先端の測定・解析に関する高度な技術的要求に対応しています。
 当研究基盤では、400MHzから900MHzまでの高性能NMR装置群を整備し、溶液・固体それぞれの測定において国内最高水準の環境を整えています。溶液NMRでは、主に1H、13C、15N、19Fの高感度・高分解能測定に対応し、有機化学、生命科学、医薬品開発などにおける精密な構造解析や動態解析を支援しています。固体NMRでは、上記の核種に加えて、7Li、11B、27Al、29Si、31P、35Clなどの多様な核種の測定実績を有し、無機材料、エネルギー関連材料、高分子材料など、幅広い研究分野に対応しています。さらに、1 mm、1.3 mm、2 mm、3.2 mmなどの各種サイズのMASローターを備え、高速回転MAS測定から一般的な固体NMR測定まで、試料の性状や研究目的に応じた柔軟な測定条件の提供・実施が可能です。
 このように、国内最高水準の装置環境と専門性の高い技術支援・教育支援を一体的に提供することで、利用者の研究成果の最大化に貢献しています。


外部利用課題分野
 外部利用課題分野 (2021-2025年)
利用者セクター
  利用者セクター (2021-2025年)

設備

NMR共用台数

NMR共用台数表


JEOL 900MHz NMR
JEOL 900MHz NMR
Sample Changer
Sample Changer
1.3mm MAS probe
1.3mm MAS probe

西NMR棟内
西NMR棟内

外部利用

 NMR研究基盤が提供する具体的なサービス内容、利用方法、機器の詳細については以下の専用サイトをご確認ください。
理化学研究所NMR研究基盤 YNMR