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マルチオミクス基盤部

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データインフォマティクス解析連携プロジェクト

    

概要

 本プロジェクトは、マルチオミクス・プラットフォームの枢要な構成要素として機能します。その主たる使命は、ゲノミクス、トランスクリプト―ム、プロテオ―ム、メタボロ―ム、さらには最先端の空間トランスクリプト―ムといった多角的なオミクス分野をシームレスに統合し、そこから前例のない科学的価値と深い生物学的洞察を導き出すことにあります。
 膨大なデータを解析可能な形に整理・統合するための強固な計算基盤を構築することで、データ駆動型イノベーションのハブとしての役割を担います。複雑な生物学的データセットのナビゲーションや解釈を支援し、多層的、統合的な生命医科学の進展を加速させることが、本プロジェクトの目指すビジョンです。研究者がデータの海を自在に航海し、疾患の理解や次世代の医療に資する発見を行えるよう、インフォマティクスの側面から強固な基盤を提供します。
岡田 随象先生
岡田 随象 M.D., Ph.D.

活動内容

 具体的な活動の柱は、最先端の解析ワークフローの最適化と、大規模データリソースへのアクセスの民主化です。複雑な解析環境の構築に伴う技術的障壁を排除するため、標準化された汎用性の高い計算環境を広く提供し、誰もが容易かつ迅速に最新の手法を展開できる体制を整えています。これにより、バイオインフォマティクスの初心者から熟練した上級者に至るまで、研究者全体の解析の質を底上げし、多様なデータの融合を通じたより高い科学的境地の開拓を力強く推進します。
 また、リサーチコミュニティを牽引し、世界各地で構築されている大規模なヒトオミクスデータベース群に対する包括的なアクセス基盤を主導しています。単なる利用環境の整備に留まらず、これらの世界的なバイオバンクのデータをいかに融合し、研究者独自の仮説の検証や研究のさらなる高度化に結びつけるかについて、実践的かつ高度な技術支援を提供しています。グローバルなデータリソースを有機的に連携させる研究エコシステムを確立することで、多角的な解析を強力に支援し、人間の健康と疾患に関する変革的な発見を支えます。

設備

 【ハイパフォーマンスコンピューティング環境】
 データインフォマティクス連携プロジェクトの基盤となるハイパフォーマンスコンピューティング環境は、複雑な計算を並列処理する大規模計算用スーパーコンピューターと、深層学習をはじめとする高度なAI解析を強力に推進する高性能GPUサーバーを中核としています。さらに、日々増大する膨大なデータを安全かつ確実に集積し、円滑な共有を可能にする堅牢な大容量ストレージを備えています。これらの最先端リソースを統合的に運用することで、大規模計算からデータ保管・活用までの全プロセスを最適化し、研究成果の創出を飛躍的に加速させます。
スパーコンピューター

外部利用

 ・理研外の方で共同研究についてご興味のある方は理化学研究所の 研究・技術協力のページをご参照ください。